| タイトル |
Use of Mobile and Cordless Phones and the Association with Prostate Cancer
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| 日本語タイトル |
携帯電話およびコードレス電話の使用と前立腺がんとの関連
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| 著者 |
Hardell L, Carlberg M
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| 所属 |
The Environment and Cancer Research Foundation
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資料区分 |
論文
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| 雑誌名 |
Fortune J Health Sci
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文献区分 |
総説
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| 発表年 |
2025
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周波数区分 |
高周波(300kHz-30GHz)
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| 巻/ISSN(号):ページ |
8: 267-273
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研究区分 |
疫学研究
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| 国 |
Sweden
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PubMed ID |
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| 論文情報入手日 |
2025-10-16
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DOI |
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| キーワード |
Mobile phone, cordless phone, prostate cancer, risk factors
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| 概要 |
米国国家毒性プログラム(NTP)の研究では、高周波(RF)放射により雄ラットでの前立腺の増殖性病変の発生率増加が認められたことから、この研究は、2報の先行研究のデータを分析してヒトの研究で前立腺がんとの関連を評価した。1報は脳腫瘍(死亡した被験者のみ。前立腺がんで死亡した人を症例と定義)に関するもので、もう1報は携帯電話やコードレス電話の使用に関する同様の質問を含む前立腺がん(生存被験者)に関するものであった。統合解析では、携帯電話の使用についてオッズ比(OR) = 1.8、95%信頼区間(CI) = 1.01-3.1となり、10年以上の潜伏期を持つグループではOR = 2.8、95% CI = 1.5-5.3に増加した。また、コードレス電話の使用もリスク増加をもたらしたが、統計的に有意ではなかった。量反応解析では、携帯電話を2,000時間以上使用した場合のリスクが最も高く、OR = 2.4、95% CI = 1.2-5.1となった。コードレス電話は、10:01~20:00時間のグループでOR = 2.3、95% CI = 1.01-5.4となり、最も高いリスクをもたらした。2,000時間を超える使用ではORは低かったが、これはN数が小さいことによるものであった。グリーソンスコア、PSA、高リスクプロファイルに基づいて、がんがより悪性度が高い場合や、前立腺がんの遺伝的素因を持つ被験者ではリスクが高かった、と著者らは報告している。
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