| タイトル |
Human Skin Model From 15 GHz to 110 GHz
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| 日本語タイトル |
15 GHzから110 GHzまでのヒトの皮膚モデル
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| 著者 |
Christ A, Aeschbacher A, Tarigan B, Chitnis N, Fallahi A, Kühn S, Capstick M, Kuster N
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| 所属 |
Foundation for Research on Information Technologies in Society (IT'IS)
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資料区分 |
論文
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| 雑誌名 |
Bioelectromagnetics
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文献区分 |
原著論文・短報
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| 発表年 |
2025
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周波数区分 |
ミリ波(30GHz以上)
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| 巻/ISSN(号):ページ |
46 (7): e70025
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研究区分 |
ドシメトリ
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| 国 |
Switzerland
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PubMed ID |
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| 論文情報入手日 |
2025-10-16
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DOI |
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| キーワード |
5G NR FR2; dielectric tissue properties; dosimetry; millimeter wave exposure.
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| 概要 |
吸収電力密度(APD)制限値を持つワイヤレス機器のコンプライアンス試験には、ヒトの皮膚の吸収特性を保守的に再現するヒトモデルが必要である。先行研究では、角質層(SC)によってインピーダンスマッチング効果が生じることが示されている。この研究は、110 GHzまでの皮膚による電磁界吸収を再現する単一のマクロ誘電体モデルを開発した。被験者の皮膚の反射係数を、開放型導波管プローブを用いて15-43 GHzの周波数で測定し、45-110 GHzの既存データを補完した。測定は体の様々な部位で行った。その結果、統計的解析により、SCが薄い部位では反射係数(dB)が正規分布に従うことが示され、保守的な皮膚モデルの開発が可能になった。一方、掌のようにSCが厚い部位では、SCの厚さが手にかかる機械的ストレスに依存するため、反射係数は正規分布しない。測定データを用いることで、皮膚表面における吸収と反射を表す分散型2層モデルを、既知の不確かさで導出することが可能になった。これらのモデルを使用すると、5Gおよび 6G帯域のいずれにおいても、ワイヤレスデバイスのAPD制限への適合性を慎重に実証できる、と著者らは報告している。
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