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最終更新日:2025-12-03

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タイトル Causal relationship between the duration of mobile phone use and risk of stroke: A Mendelian randomization study
日本語タイトル 携帯電話の使用時間と脳卒中リスクの因果関係:メンデリアン無作為化研究
著者 Jin R, Jiang X, Lin Q, Huang X, Gao W, Wang B, Zheng F
所属 School of Clinical Medicine, Fujian Medical University 資料区分 論文
雑誌名 Medicine 文献区分 原著論文・短報
発表年 2025 周波数区分 高周波(300kHz-30GHz)
巻/ISSN(号):ページ 104 (38): e44485 研究区分 疫学研究
China PubMed ID 40988177
論文情報入手日 2025-10-01 DOI 10.1097/MD.0000000000044485
キーワード Mendelian randomization; causal relationship; duration of mobile phone use; stroke.
概要 この研究は、メンデリアン無作為化(MR) 分析を用いて、携帯電話の使用期間(DMPU)と脳卒中リスクとの因果関係を調べた。ゲノムワイド関連研究データセットから独立した単塩基多型を操作変数として用い、DMPUが脳卒中、脳内出血、虚血性脳卒中、およびそのサブタイプ(心原性塞栓症、小血管疾患、大動脈アテローム性動脈硬化症(LAAS))のリスクに及ぼす影響を推定した。MR解析では、逆分散重み付け法を主要な手法として用い、感度分析を実施した。ゲノムワイド関連研究データセットから、脳卒中と関連する90個の一塩基多型を操作変数として選択した。その結果、逆分散加重分析では、DMPUとLAASのリスク増加との間に有意な因果関係が示された(オッズ比[OR] = 1.120、95%信頼区間[CI] = 1.005-1.248、P = .040)。脳卒中(OR = 1.000; 95% CI = 0.999-1.001、P = .677)、脳内出血(OR = 1.020; 95% CI = 0.912-1.140、P = .734)、虚血性脳卒中(OR = 1.020; 95% CI = 0.979-1.062、P = .344)、心原性塞栓症(OR = 1.066; 95% CI = 0.974-1.166、P = .166)、小血管疾患(OR = 1.052; 95% CI = 0.944-1.173、P = .356)については遺伝的関連性は認められなかった。 MR-Egger回帰(切片 = 2.75 × 10⁻3、P = .888)では、多次元性が結果にバイアスを与える可能性は低いことが示唆された。Cochran Q検定およびファンネルプロットでは異質性や非対称性は見られず、本研究結果の頑健性が示された、と著者らは結論付けている。